歯の詰め物は非金属のセラミックがお勧めです
一昔前は、詰め物と言えば、銀がメインでした。
保険が適用されるので安く済むことや金属なので丈夫ですり減りにくいとうことが大きな理由でした。
銀だけではなく、一昔前は金を使うこともありました。
笑うとキラリと金が光ると、いかにもお金持ちに見えるかもしれませんが、近年は金や銀などの金属製の詰め物は敬遠されています。
それはどうしてなのでしょうか。
その理由はいくつかありますが、若い人の場合は特に、見た目が悪いということで嫌がる人が多いです。
アルミホイルのような銀色のものが、笑った時や口を大きく開けて歌ったときなどに見えるのは嫌だという理由です。
金はなおさら嫌がられます。
お金持ちに見えるというよりは、ヤクザっぽく見えるから嫌だということのようです。
そして、他の歯と見た目に違和感があるのは受け入れがたいのでしょう。
そして、アレルギーのリスクがあるということも敬遠される大きな理由となっています。
金属が口の中の唾液や飲食物と反応して少しずつ溶け出すので、徐々に体内に蓄積されてアレルギーを引きおこして口内炎の原因になったり、口とは離れた手足や体にアレルギーの症状が出ることもあります。
専門医の立場から見ても、金属製の詰め物はあまりお勧めできません。
金属製の詰め物はどうしても隙間ができてしまって、そこから細菌や汚れが入り込んでしまします。
そのため詰め物の下で虫歯になっているということが、しばしばあるからです。
加えて、金属製の物は汚れも付きやすいということも、大きなデメリットになっています。
さらに、金属は硬いから強くて丈夫だということは、メリットにもデメリットにもなります。
硬くて丈夫だという反面、対合歯を傷めてしまいやすいのです。
これらのデメリットを解決してくれるのが、セラミックです。
非金属のセラミック

見た目は自然のものと変わらないくらい綺麗です。
大きな口を開けて笑っても、大きな口を開けてカラオケで歌っても、銀色の物が見えたりすることもないので、見た目の違和感もありません。
そして、非金属製なのでアレルギーの心配がないということも大きなメリットです。
治療をしてもなかなか治らず、十年以上もの間悩まされ続けていた口内炎が、金属製の詰め物を非金属製のセラミックに変えたら治ったというケースもあります。
また、セラミックは専用の強力な接着剤を使います。
そのため、隙間ができてその下で歯が傷んでしまうという心配も不要です。
汚れも付きにくく、もしも汚れがついても落ちやすいということも特徴です。
汚れがつきにくく落ちやすいということは、お口の中の健康や環境保持にはとても重要なことです。
汚れが付きやすく、隙間から細菌が入り込みやすいと、歯周病のリスクも上がってしまいます。
歯周病は、口の中の問題だけではなく、体の健康も損ねてしまいかねないのです。
菌が血管に入って心臓へ辿り着くと、心筋炎をおこして命取りになることすらあります。
また、糖尿病や脳卒中や心筋梗塞、ガンや認知症との関連もあるといわれています。
循環器疾患の発症リスクが、1.5~2.8倍にもなるということが報告されています。
妊婦さんの場合は、陣痛を起こす物質が増加して、早産や低体重児の出産とも影響すると考えられているのです。
このように、汚れが付きやすいということ、隙間から細菌が入りやすいということは、口の中だけではなく私たちの健康に大きく影響を及ぼします。
変色やすり減りもほとんどありません。
強い衝撃で割れるケースはありますが、一般的な生活スタイルでは、割れるという心配はほとんどない言ってもよいでしょう。
このように、多くのメリットがあるのがセラミックです。
ただ、金属製のものと比べると、保険が適用されないのでその分の経済的な負担が大きくなるということがデメリットです。
しかし、プラスチックと混ぜたものやジルコニアと言った非金属製のものなどいろいろな種類があります。
経済的な不安がある人も、すぐに諦めることなく、まずは相談してみましょう。
安い金属性の物を勧めずに高くついてしまう非金属製のものをお勧めするのは、何も儲けたいからではありません。
やはり、一番良い物をお勧めしたいのです。
安かろう悪かろうでは、申し訳なさすぎます。
医療機関によってはデンタルローンもあります。
長持ちするということを考えると、毎年のように少しずつ出費するよりも1回だけ頑張って多くの出費で非金属製にする方がお得だというケースも多いです。
金属製なら1万5000円から3万円で済みますが、2~3年で傷んでしまうかもしれません。
セラミックインレーなら3万円から6万円くらいになることもありますが、10年は大丈夫というのであれば、後者の方がお得です。
支出には消費と浪費と投資があると思いますが、少々高い買い物や治療になったとしても、セラミックにするという治療は、消費でもなければましてや浪費ではありません。
間違いなく投資だと言えます。





